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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

iatrosの壺

痛みの緩和にTopical Therapyを

著者: 川嶋乃里子1

所属機関: 1市立札幌病院神経内科

ページ範囲:P.518 - P.518

文献概要

 ヘルペス後神経痛や膠原病・糖尿病などに伴う末梢神経炎の疼痛をコントロールするために,アミトリプチンなどの三環系抗うつ薬や,フェニトイン,カルバマゼピンなどの抗てんかん薬が用いられるが,効果が不十分だったり,副作用のため十分使用できない場合も多い.そんなときはtopicaltherapyを試みよう.以下,有効例をあげると,
 〈症例1〉69歳女性.ヘルペス後神経痛(右三叉神経第2・3枝)で某大学病院麻酔科などで治療をうけたが改善せず,発症5年後に当院受診.アミトリプチンを漸増したが十分な効果が得られず,5%アスピリン・クロロホルム液を局所に塗布したところ痛みは50%に軽減.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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