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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 解熱・鎮痛・向精神薬など 抗不安薬

セルシン(武田)

著者: 村岡倫子1

所属機関: 1長谷川病院心療内科

ページ範囲:P.527 - P.527

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臨床薬理
●作用機序:大脳辺縁系と視床下部に選択的に作用し,抑制性の神経伝達物質であるGABAの作用を増強させることにより,不安や緊張を意識や高次の精神機能に影響を与えず改善する.抗不安作用,静穏作用,鎮静・催眠作用,筋弛緩作用,抗痙攣作用をバランスよく有しており,最も標準的な抗不安薬として広く用いられている.作用の発現は速く,経口投与では約1時間で最高血中濃度に達するが,中間活性代謝物の半減期が長いため作用持続時間が長い.
●血中濃度モニタリング:現在のところ臨床的には施行されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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