文献詳細
文献概要
今月の主題 内分泌疾患の検査 下垂体後葉ホルモン系 負荷試験
水制限試験・バゾプレッシン試験
著者: 斎藤孝子1 石川三衛1
所属機関: 1自治医科大学内分泌代謝科
ページ範囲:P.2272 - P.2275
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●多尿症例において,尿崩症と他疾患との鑑別にADH分泌刺激試験として行う.
●ADH分泌刺激試験としては,水制限試験・高張食塩水試験がある.
●中枢性尿崩症の診断には,種々の分泌刺激に対するADHの分泌低下を証明することが重要である.
●腎のADH反応性を評価するために,ピトレッシン試験・dDAVP試験を施行する.●ADH反応性多尿が心因性多飲症・中枢性尿崩症であり,ADH不応性多尿が腎性尿崩症である.
●以前はピトレッシン試験が行われていたが,ADHのVla receptorを介した血管収縮作用による血圧上昇や狭心痛の誘発の危険があり,dDAVP試験を施行したほうが望ましい.
●多尿症例において,尿崩症と他疾患との鑑別にADH分泌刺激試験として行う.
●ADH分泌刺激試験としては,水制限試験・高張食塩水試験がある.
●中枢性尿崩症の診断には,種々の分泌刺激に対するADHの分泌低下を証明することが重要である.
●腎のADH反応性を評価するために,ピトレッシン試験・dDAVP試験を施行する.●ADH反応性多尿が心因性多飲症・中枢性尿崩症であり,ADH不応性多尿が腎性尿崩症である.
●以前はピトレッシン試験が行われていたが,ADHのVla receptorを介した血管収縮作用による血圧上昇や狭心痛の誘発の危険があり,dDAVP試験を施行したほうが望ましい.
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