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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の検査 下垂体後葉ホルモン系 負荷試験

高張食塩水負荷試験

著者: 大磯ユタカ1

所属機関: 1名古屋大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2276 - P.2277

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ポイント
●バゾプレシン分泌は,生理的に血漿浸透圧の上昇に対し最も鋭敏に反応する.5%高張食塩水負荷試験は血漿浸透圧を無理なくゆっくりと上昇させ,それに反応するバゾプレシンの分泌能を直接評価することができる.
●良好な検査結果を得るためには,高張食塩水の投与速度を検査中増減することなく,常に定められた量となるよう注意する必要がある.
●バゾプレシン分泌が正常か異常かの判定は,バゾプレシンの絶対値だけで行うことはできず,必ず血漿浸透圧との相関により得られた正常領域をもとに評価する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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