文献詳細
文献概要
今月の主題 内分泌疾患の検査 甲状腺ホルモン系 ホルモンの基礎値
TBG(サイロキシン結合グロブリン)
著者: 小澤安則1
所属機関: 1虎の門病院内分泌代謝科
ページ範囲:P.2284 - P.2286
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●血中甲状腺ホルモンは99%以上が蛋白と結合しており,free hormone(free T4,freeT3)の分画はごくわずかである.主要な甲状腺ホルモン結合蛋白はTBGである.
●先天性,後天性の様々なTBG異常により,総T4,総T3値は大きく変動し,正常値から外れる.
●甲状腺機能を反映するのはfree T4,free T3であり,その実測ないしはTBGまたはRT3Uと総T4,総T3値を組み合わせたindexの算出が必要である.TBG異常のみではfreeT4,free T3は正常域が保たれ,甲状腺機能は正常である.
●血中甲状腺ホルモンは99%以上が蛋白と結合しており,free hormone(free T4,freeT3)の分画はごくわずかである.主要な甲状腺ホルモン結合蛋白はTBGである.
●先天性,後天性の様々なTBG異常により,総T4,総T3値は大きく変動し,正常値から外れる.
●甲状腺機能を反映するのはfree T4,free T3であり,その実測ないしはTBGまたはRT3Uと総T4,総T3値を組み合わせたindexの算出が必要である.TBG異常のみではfreeT4,free T3は正常域が保たれ,甲状腺機能は正常である.
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