文献詳細
文献概要
今月の主題 内分泌疾患の検査 甲状腺ホルモン系 ホルモンの基礎値
サイログロブリン
著者: 高須信行1
所属機関: 1琉球大学医学部第2内科
ページ範囲:P.2287 - P.2289
文献購入ページに移動ポイント
●①甲状腺組織の破壊,②TSHやTSAbなどの甲状腺刺激,③サイログロブリン(Tg)産生甲状腺腫瘍では,血中Tgは高値,甲状腺組織がないとき,血中Tgは低値をとる.
●血中Tgを測定する疾患は,①亜急性甲状腺炎・破壊性甲状腺炎,②先天性甲状腺機能低下症:クレチン症の鑑別,③甲状腺腫瘍,④Basedow病である.
●抗Tg抗体はTg測定に影響する.
●血中Tgは各種甲状腺疾患で増加する.疾患特異性はない.しかし,亜急性甲状腺炎,甲状腺腫瘍の診断・経過をみるのに大切である.
●①甲状腺組織の破壊,②TSHやTSAbなどの甲状腺刺激,③サイログロブリン(Tg)産生甲状腺腫瘍では,血中Tgは高値,甲状腺組織がないとき,血中Tgは低値をとる.
●血中Tgを測定する疾患は,①亜急性甲状腺炎・破壊性甲状腺炎,②先天性甲状腺機能低下症:クレチン症の鑑別,③甲状腺腫瘍,④Basedow病である.
●抗Tg抗体はTg測定に影響する.
●血中Tgは各種甲状腺疾患で増加する.疾患特異性はない.しかし,亜急性甲状腺炎,甲状腺腫瘍の診断・経過をみるのに大切である.
掲載誌情報