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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

今月の主題 内分泌疾患の検査

甲状腺ホルモン系 ホルモンの基礎値

サイログロブリン

著者: 高須信行1

所属機関: 1琉球大学医学部第2内科

ページ範囲:P.2287 - P.2289

文献概要

ポイント
●①甲状腺組織の破壊,②TSHやTSAbなどの甲状腺刺激,③サイログロブリン(Tg)産生甲状腺腫瘍では,血中Tgは高値,甲状腺組織がないとき,血中Tgは低値をとる.
●血中Tgを測定する疾患は,①亜急性甲状腺炎・破壊性甲状腺炎,②先天性甲状腺機能低下症:クレチン症の鑑別,③甲状腺腫瘍,④Basedow病である.
●抗Tg抗体はTg測定に影響する.
●血中Tgは各種甲状腺疾患で増加する.疾患特異性はない.しかし,亜急性甲状腺炎,甲状腺腫瘍の診断・経過をみるのに大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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