icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

今月の主題 内分泌疾患の検査

甲状腺ホルモン系 自己抗体

TPO(甲状腺ペルオキシダーゼ)

著者: 高松順太1

所属機関: 1大阪医科大学第1内科

ページ範囲:P.2294 - P.2296

文献概要

ポイント
●TPOすなわち甲状腺ペルオキシダーゼに対する自己抗体は,従来マイクロゾームテストによってマイクロゾーム抗体として測定されていたものとほぼ同じであり,最近,高感度で特異性にすぐれた測定キットが開発された.
●サイログロブリン抗体のデータとあわせ分析し,バセドウ病と橋本病,特に後者の診断に際し重要な決め手となる.
●本抗体が生体内において,TPO活性を阻害し甲状腺機能を抑制するか否かは明らかでないが,自己免疫性甲状腺疾患の消長を推測する目的で経過を追って測定することも可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら