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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の検査 副甲状腺ホルモン系 ホルモンの基礎値

ビタミンD

著者: 永田直一1

所属機関: 1防衛医科大学校第3内科

ページ範囲:P.2308 - P.2310

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ポイント
●測定には,血清(漿)より脂質分画を抽出後カラムで精製し,1α,25(OH)2D3受容体を用いてradioreceptor assayを行う.
●1α,25(OH)2Dは,腎尿細管でPTHを刺激ホルモンとして産生される,一種の腎ホルモンである.
●中等度の腎障害でも,血清リン値の上昇および機能する腎実質量の減少のため,血中濃度は低下する.
●したがって,異常値をみる疾患としては,腎疾患ならびに副甲状腺疾患が重要である.腎機能障害,代謝性骨疾患,Ca,リン代謝異常のみられた場合に測定の対象となる.
●異常値をみる疾患を鑑別するには,腎機能,血清Ca,リン,PTH値ならびに骨X線写真がポイントとなることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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