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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の検査 副甲状腺ホルモン系 負荷試験

Ellsworth-Howard試験

著者: 池田恭治12

所属機関: 1国立療養所中部病院 2長寿医療研究センター老年病研究部

ページ範囲:P.2314 - P.2315

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ポイント
●原則として低Ca血症・高P(リン)血症を呈し,副甲状腺機能低下症の診断が確定した患者に,病型診断の目的で行う検査である.
●外因性に投与したPTHに対する腎尿細管の反応性を,尿中cAMPおよびP排泄反応を指標に評価する.
●尿中P排泄反応は個人差が大きく,日内変動やPの摂取状況などにより影響を受けやすいので,結果の解釈には注意を要する.
●血中PTHとりわけintact PTHの測定法が進歩した今日,特発性と偽性の鑑別にはこれで十分な場合がほとんどである.Ellsworth-Howard試験は偽性のうちの病態把握,すなわちI型かII型かを鑑別する目的で行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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