文献詳細
今月の主題 内分泌疾患の検査
副甲状腺ホルモン系 負荷試験
文献概要
ポイント
●原則として低Ca血症・高P(リン)血症を呈し,副甲状腺機能低下症の診断が確定した患者に,病型診断の目的で行う検査である.
●外因性に投与したPTHに対する腎尿細管の反応性を,尿中cAMPおよびP排泄反応を指標に評価する.
●尿中P排泄反応は個人差が大きく,日内変動やPの摂取状況などにより影響を受けやすいので,結果の解釈には注意を要する.
●血中PTHとりわけintact PTHの測定法が進歩した今日,特発性と偽性の鑑別にはこれで十分な場合がほとんどである.Ellsworth-Howard試験は偽性のうちの病態把握,すなわちI型かII型かを鑑別する目的で行う.
●原則として低Ca血症・高P(リン)血症を呈し,副甲状腺機能低下症の診断が確定した患者に,病型診断の目的で行う検査である.
●外因性に投与したPTHに対する腎尿細管の反応性を,尿中cAMPおよびP排泄反応を指標に評価する.
●尿中P排泄反応は個人差が大きく,日内変動やPの摂取状況などにより影響を受けやすいので,結果の解釈には注意を要する.
●血中PTHとりわけintact PTHの測定法が進歩した今日,特発性と偽性の鑑別にはこれで十分な場合がほとんどである.Ellsworth-Howard試験は偽性のうちの病態把握,すなわちI型かII型かを鑑別する目的で行う.
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