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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の検査 副腎皮質ホルモン系 ホルモンの基礎値

コルチゾール(血中・尿中)

著者: 宮地幸隆1 下条正子1 上芝元1

所属機関: 1東邦大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2316 - P.2318

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ポイント
●コルチゾールは,副腎皮質の束状帯と網状帯で合成される糖質コルチコイドである.●血中コルチゾールは早朝に高く,夜間低くなる日内変動を示し,さらに1日に5〜10回に及ぶ拍動的な分泌が上乗せされている.
●血中コルチゾールが高値を示す副腎関連疾患には,Cushing病,異所性ACTH産生腫瘍,副腎腺腫や副腎癌によるCushing症候群がある.
●血中コルチゾールが低値を示す副腎関連疾患には,原発性または続発性副腎皮質機能低下症先天性副腎皮質過形成などがある.
●尿中の遊離コルチゾールは,副腎からのコルチゾール分泌をよく反映する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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