文献詳細
文献概要
今月の主題 内分泌疾患の検査 副腎皮質ホルモン系 ホルモンの基礎値
アルドステロン
著者: 大石由美子1 小島至1
所属機関: 1群馬大学生体調節研究所
ページ範囲:P.2322 - P.2324
文献購入ページに移動ポイント
●アルドステロンは,ステロイドホルモンで安定である.
●アルドステロンは,高血圧(特に原発性アルドステロン症とその類似疾患によるもの)や,血清Kの異常(糖尿病にしばしば合併する低レニン性低アルドステロン症によるものなど)を診断,鑑別することを目的として測定される.
●血漿アルドステロン値は,体位,食塩摂取量,薬物(ACE inhibitor,β-blocker,利尿剤,特に抗アルドステロン薬,グリチルリチン)などの影響を受けて変動する.よってアルドステロンの測定は,安静臥位で行う必要がある.また,アルドステロンを測定するときには,同時にレニンも測定することが望ましい.
●アルドステロンが異常値を示した場合,その病態を明らかにするには,高血圧を伴うか否か,血清レニン活性が高値または低値を示すかなどを考慮することが重要である.
●アルドステロンは,ステロイドホルモンで安定である.
●アルドステロンは,高血圧(特に原発性アルドステロン症とその類似疾患によるもの)や,血清Kの異常(糖尿病にしばしば合併する低レニン性低アルドステロン症によるものなど)を診断,鑑別することを目的として測定される.
●血漿アルドステロン値は,体位,食塩摂取量,薬物(ACE inhibitor,β-blocker,利尿剤,特に抗アルドステロン薬,グリチルリチン)などの影響を受けて変動する.よってアルドステロンの測定は,安静臥位で行う必要がある.また,アルドステロンを測定するときには,同時にレニンも測定することが望ましい.
●アルドステロンが異常値を示した場合,その病態を明らかにするには,高血圧を伴うか否か,血清レニン活性が高値または低値を示すかなどを考慮することが重要である.
掲載誌情報