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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の主題 内分泌疾患の検査 副腎皮質ホルモン系 負荷試験

デキサメサゾン抑制試験

著者: 沖隆1 吉見輝也1

所属機関: 1浜松医科大学第2内科

ページ範囲:P.2328 - P.2330

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ポイント
●デキサメサゾン抑制試験は,視床下部-下垂体-副腎皮質系のフィードバック機構を背景に,Cushing症候群の病型分類を可能にした典型的内分泌学診断法である.
●①少量のデキサメサゾンが正常下垂体からのACTH分泌を,大量のデキサメサゾンが下垂体腺腫からのACTH分泌を抑制し,その結果,コルチゾール分泌を低下させること,②フィードバック機構の支配を受けない異所性ACTH産生やACTH非依存性コルチゾール分泌亢進では,大量のデキサメサゾンによってもコルチゾール分泌を低下できないことを理解すれば,本試験がとても理論的な手法であることが納得できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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