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今月の主題 内分泌疾患の検査 副腎皮質ホルモン系 負荷試験
立位フロセミド負荷試験
著者: 河邊博史1 猿田享男2
所属機関: 1慶應義塾大学保健管理センター 2慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.2334 - P.2336
文献購入ページに移動●本試験は,強力な急性の内因性レニン-アンジオテンシン系の刺激試験である.
●レニン-アンジオテンシン系の抑制された疾患・病態のスクリーニングあるいは鑑別診断に用いる.
●副作用としては,ときに起立性低血圧を起こすことがある.
●アルドステロン産生腺腫では,血漿レニン活性,血漿アルドステロン濃度とも上昇しないが,稀に血漿アルドステロン濃度が上昇する場合がある.
●特発性アルドステロン症では,血漿アルドステロン濃度の増加するものが多い.
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