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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

今月の主題 内分泌疾患の検査

性腺ホルモン系 ホルモンの基礎値

テストステロン・遊離テストステロン

著者: 簑和田滋1

所属機関: 1東京逓信病院泌尿器科

ページ範囲:P.2350 - P.2352

文献概要

ポイント
●男性ホルモン活性を実際に発揮する遊離テストステロン(free T)は1〜2%にすぎないが,テストステロン(T)とfree Tは一般によく相関するので,臨床検査としては血中T値の測定で十分である.
●男性のTの99%は精巣由来,女性では大部分が副腎性(末梢変換によってTとなる)である.
●血中T値も日内変動を有する.午前中,できれば早期採血がよい.
●思春期男性のT低値は,性分化異常症のほか,視床下部-下垂体系疾患の鑑別が重要である.
●Tの異常高値を示す場合には,内分泌活性腫瘍あるいは薬剤性の頻度が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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