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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻13号

1996年12月発行

文献概要

Drug Information 副作用情報・9

痙攣を生じる薬剤

著者: 浜六郎1

所属機関: 1阪南中央病院内科

ページ範囲:P.2405 - P.2408

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 過量中毒型ショックを生じ得る薬剤が,条件によっては先に心室頻拍/心室細動を生じ得ることを先月号で取り上げたが,条件によってはまた痙攣を生じることもある1)
 痙攣は一過性で可逆的なことも多いが,極めて重症の場合には不可逆的になることもあるので,過量にならないように注意し,その前兆がある場合にはそれに気づいて予防に努める必要がある.また,発症したとしても軽症の状態で気づいて,原因薬を可能な限り減量して不可逆的にならないように努める必要がある.そのためには,どのような薬剤が痙攣を生じ得るのか,痙攣の前あるいは早期にどのようなタイプの症状が現れるのかをよく知っておくことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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