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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻2号

1996年02月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病臨床の最先端 糖尿病の新しい検査法

糖尿病の診断基準をめぐる諸問題

著者: 葛谷健12

所属機関: 1塩谷総合病院糖尿病センター 2自治医科大学内分泌代謝科

ページ範囲:P.244 - P.246

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ポイント
●糖尿病は臨床症状と高血糖,あるいは耐糖能低下を総合して診断すべきものである.
●糖尿病と判定する血糖値の基準は糖尿病を多発する集団の血糖値の分布,特有の合併症のリスクをもとにして定められた.
●日本糖尿病学会の正常型は追跡しても糖尿病を発病する危険の少ない群として,境界型は糖尿病型でも正常型でもない群として定義された.
●IGT(impaired glucose tolerance)は糖尿病になる危険,妊娠時の危険,動脈硬化症の危険が高い群として定められた.
●疫学調査と臨床では目的が異なり,診断基準への要件も異なる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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