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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻2号

1996年02月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病臨床の最先端 糖尿病の新しい検査法

血糖コントロール指標—HbA1c標準化,1,5AG,糖化アルブミン測定の意義

著者: 島健二1

所属機関: 1徳島大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.250 - P.251

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ポイント
●HbA1c測定値の標準化は,①安定型(stable)HbA1cのみの測定に統一すること,②標準品の表示値を用い実測値を補正すること,この2点を遵守することにより達成可能である.このようにして測定された測定値はDCCTの測定値に近似する.
●1,5AG(1,5-anhydroglucitol)測定の意義としては,①2〜3日という短期間のコントロール指標,②治療効果の判定,③軽微な変化の指標,となることである.
●糖化アルブミン測定の意義は,①約2週間の短・中期的コントロール指標となること,②治療効果の判定に有用であること,③糖尿病妊婦,腎症・貧血・肝硬変合併患者の指標として有用であること,である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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