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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻2号

1996年02月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病臨床の最先端 糖尿病治療の最近の進歩

新しい糖尿病治療の将来展望—生体医用工学的vs遺伝子工学的膵β細胞機能の再構築

著者: 七里元亮1

所属機関: 1熊本大学医学部代謝内科

ページ範囲:P.280 - P.282

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ポイント
●現在推奨されている強化インスリン療法は,間歇的血糖計測と,それに基づくインスリン投与量の修正というopen-loop control方式であり,血糖コントロールは不十分,かつ時に重篤な低血糖を発症することがある.
●厳格,かつ生理的な血糖コントロールを長期間にわたり維持し,細小血管合併症の発症,進展を阻止するには,計測(血糖計測)と制御(必要最少量のインスリン補充)というclosed-loop control system,いわゆる治療制御システムの開発が望まれる.
●21世紀の糖尿病治療に向け,生体医用工学技術,遺伝子工学技術など,構成的手法が臨床医学の発展に貢献するものと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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