文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病臨床の最先端 糖尿病合併症の診断・治療の新しい展開
血糖コントロールと細小血管症—DCCTから学ぶもの
著者: 金澤康徳1
所属機関: 1自治医科大学附属大宮医療センター総合医学Ⅰ
ページ範囲:P.284 - P.286
文献購入ページに移動ポイント
●DCCT(the Diabetes Control and Complications Trial)の研究方法(ランダム化された対象についての前向きの臨床研究)は臨床上の問題点を解決するための最も信頼できる研究方法である.
●その方法により,インスリン依存型糖尿病(IDDM)患者で血糖のより正常に近いコントロールは,糖尿病合併症の出現・進展阻止に有効であることが確認された.
●HbA1cで約7.0%(基準範囲の上限=6.0%)またはそれ以下が代謝調節の目標である.インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)でも同じ目標値を用いてよいであろう.
●現実の糖尿病診療の場で,よりよい代謝コントロールへの努力は十分価値があることを認識し,エネルギーを注ぐべきである.
●DCCT(the Diabetes Control and Complications Trial)の研究方法(ランダム化された対象についての前向きの臨床研究)は臨床上の問題点を解決するための最も信頼できる研究方法である.
●その方法により,インスリン依存型糖尿病(IDDM)患者で血糖のより正常に近いコントロールは,糖尿病合併症の出現・進展阻止に有効であることが確認された.
●HbA1cで約7.0%(基準範囲の上限=6.0%)またはそれ以下が代謝調節の目標である.インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)でも同じ目標値を用いてよいであろう.
●現実の糖尿病診療の場で,よりよい代謝コントロールへの努力は十分価値があることを認識し,エネルギーを注ぐべきである.
掲載誌情報