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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻2号

1996年02月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病臨床の最先端 トピックス—糖尿病発症関連遺伝子の解析

IRS-1ノックアウトマウス

著者: 荒木栄一1 浦幸子1 七里元亮1

所属機関: 1熊本大学医学部代謝内科

ページ範囲:P.321 - P.323

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ポイント
●IRS-1(insulin receptor substrate-1)はインスリン受容体の細胞内基質であり,インスリンの様々な作用を分岐・伝達している.
●IRS-1ノックアウトマウスとは,発生工学的手法により作製されたIRS-1蛋白を全く持たないマウスである.
●IRS-1ノックアウトマウスはインスリン抵抗性の糖尿病を呈し,IRS-1が個体における糖取り込み作用を伝達していることが証明された.
●ただし,この糖尿病は当初の予想に反し軽度であり,この原因としてIRS-1作用を代償する新しい蛋白IRS-2が発見された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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