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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻2号

1996年02月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病臨床の最先端 トピックス—糖尿病発症関連遺伝子の解析

グルコキナーゼ遺伝子異常—グルコキナーゼ欠損マウスを含めて

著者: 寺内康夫1 門脇孝1

所属機関: 1東京大学医学部第3内科

ページ範囲:P.324 - P.326

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ポイント
●若年発症インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)とグルコキナーゼ(GK)遺伝子座との連鎖が報告されて以来,GK遺伝子異常症が報告されるに至った.
●GK遺伝子異常症では若年発症が多く,一見正常でも負荷試験では若年から耐糖能異常を呈する.
●GK遺伝子異常症ではグルコース反応性インスリン分泌不全と肝臓でのグルコース取り込み低下の双方の障害が想定される.
●GK欠損マウスは正常に生まれるものの,生後1日以内に著明な尿糖を呈し,未治療では高血糖,脱水のため数日で死亡する.
●GK欠損膵島はグルコース反応性インスリン分泌が欠如しているものの,スルホニル尿素(SU)剤やアルギニンに対しては反応する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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