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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の疫学と機序

サイレントB型肝炎のウイルスと病像はどこまで解明されたか

著者: 内田俊和1

所属機関: 1日本大学医学部第1病理

ページ範囲:P.424 - P.425

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ポイント
●日本の非A非B非C非D非E型ウイルス肝炎は急性肝炎の約25%,慢性肝炎の3〜5%を占める.
●日本の非A非B非C非D非E型肝炎の大半(約80%)は血清マーカー陰性のサイレントB型肝炎である.
●B型肝炎でありながらB型ウイルスの血清マーカーが陰性なのは,ウイルスのX遺伝子に変異があるためである.
●このX遺伝子の変異のため,ウイルスの複製と発現が抑制され,マーカーが陽性にならないのであろう.
●サイレントB型肝炎の新たな測定系を開発中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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