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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の疫学と機序

母子感染予防によりHBVキャリアは消滅するか

著者: 白木和夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部小児科

ページ範囲:P.426 - P.428

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ポイント
●わが国では1985年6月に厚生省「B型肝炎母子感染防止事業」が開始された.これによりすべての妊婦の検査が行われ,HBs抗原陽性でHBe抗原陽性の妊婦から生まれた児に限って,1986年1月以降,感染防止処置が公費負担で行われてきた.
●この結果,最近では乳児全人口でのHBVキャリア率は0.03%にまで低下したと推算されている.
●1995年4月からは,「B型肝炎母子感染防止事業」の見直しが行われ,児の感染防止処置が健康保険給付に移管されるとともに,対象がHBe抗原陰性のHBVキャリア妊婦からの出生児にまで拡大された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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