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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の治療

B型肝炎の治療—いつ,誰に,何を行うか

著者: 岩渕省吾1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第2内科

ページ範囲:P.485 - P.487

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ポイント
●治療方針としては,①インターフェロン(IFN),ラミブジンなどの抗ウイルス療法,②ステロイド中断,プロパゲルマニウムなどの免疫賦活療法,③SNMCなどトランスアミナーゼ低下を主眼とした治療があり,これらが組み合わされる.
●マーカーとしては,①GPT(ALT)値,②血中HBV DNA量(プローブ法),e抗原価,③組織進展度(画像,肝生検像,血小板数,GOT(AST)/GPT比,プロトロンビン活性)を重視する.
●IFN療法ないしステロイド中断+IFN療法は,GPTが100U以上,血中HBV DNAが1,000pg/ml以下の例に効果的である.
●e-セロコンバージョン後もHBV変異株の増殖によりGPT上昇を示す例に対しては,肝硬変に進展していなければIFNは有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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