文献詳細
文献概要
今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の治療
C型肝炎の治療—いつ,誰に,何を行うか
著者: 漆原昭彦1 清澤研道1
所属機関: 1信州大学医学部第2内科
ページ範囲:P.488 - P.491
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●C型肝炎ウイルス(HCV)の感染がいったん成立すると,容易に慢性化し,自然治癒は困難である.C型肝炎は長期的に慢性肝炎,肝硬変,さらには肝細胞癌へと進展する.
●C型急性肝炎に対するインターフェロン(IFN)療法は,急性期におけるHCVの排除ならびに慢性化阻止に有効とされる.
●C型慢性肝炎に対するIFN療法により,約30〜40%の症例でHCV持続感染の終息および組織学的な治癒が期待でき,また肝癌の発生を減少させている.
●C型肝硬変の一部の症例については,IFN療法が有用で,また肝癌発生を減少させていると考えられる.
●C型肝炎ウイルス(HCV)の感染がいったん成立すると,容易に慢性化し,自然治癒は困難である.C型肝炎は長期的に慢性肝炎,肝硬変,さらには肝細胞癌へと進展する.
●C型急性肝炎に対するインターフェロン(IFN)療法は,急性期におけるHCVの排除ならびに慢性化阻止に有効とされる.
●C型慢性肝炎に対するIFN療法により,約30〜40%の症例でHCV持続感染の終息および組織学的な治癒が期待でき,また肝癌の発生を減少させている.
●C型肝硬変の一部の症例については,IFN療法が有用で,また肝癌発生を減少させていると考えられる.
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