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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の治療

非A非B非C型肝炎の治療をどうすべきか

著者: 長谷部千登美1 関谷千尋1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.493 - P.495

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ポイント
●非A非B非C型肝炎の診断は,現在のところ,肝障害を起こし得る他の病因がすべて否定された除外診断によるしかない.
●その診療にあたっては,常に肝炎ウイルスや自己免疫機序,薬剤の関与など,病因となり得る因子を念頭に置くことが必要である.
●通常の血清学的検査においてB型・C型肝炎が陰性であっても,それらの遺伝子のみが検出される場合があり,注意を要する.
●治療方針は,肝障害を軽減するための一般的な肝庇護療法であり,強力ネオミノファーゲンCがよく使われる.
●ステロイド剤や抗ウイルス剤は適応とならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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