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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

今月の主題 肝疾患Q&A

肝疾患の治療

漢方治療のために肝疾患の症候をどうとらえるか

著者: 星野恵津夫1

所属機関: 1帝京大学医学部第2内科

ページ範囲:P.539 - P.541

文献概要

ポイント
●投与すべき漢方薬は,腹診などの伝統的な漢方医学的診断あるいは現代医学的に得られた情報に基づいて決定されるが,その両者を総合して決定することが望ましい.
●現代医学的診療では必要ないが,漢方診療では極めて重要な患者情報として,食欲・便通・夜間尿・冷え・発汗傾向・口渇・月経周期と生理痛の程度(女性)がある.
●腹診は漢方診療では極めて重要な手技で,腹壁のパターンを把握することにより適切な漢方薬が決定できる.腹診では腹力・胸脇苦満・心下痞硬・腹直筋の緊張・臍傍の“瘀血”の抵抗圧痛点・臍上悸・臍下不仁などの有無を評価する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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