icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の治療

肝疾患の遺伝子治療はどこまで期待できるか

著者: 松下栄紀1 金子周一1 小林健一1

所属機関: 1金沢大学医学部第1内科

ページ範囲:P.544 - P.546

文献購入ページに移動
ポイント
●近年の分子生物学の進歩によって,遺伝子治療の概念が提唱され,1990年には実際の臨床に実施された.
●現在,HIVや癌を中心とする後天性疾患に対しても遺伝子治療の検討が積極的に行われているが,ヒトにおける有効性を示した報告はいまだ少ない.
●基礎レベルにおける遺伝子導入効率の改善,優れたベクターの開発,癌あるいは臓器特異的な遺伝子導入法および導入遺伝子の特異的発現の開発など,さらに安全性の確立がなされれば,遺伝子治療への期待は大きく膨らむものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら