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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患Q&A 肝疾患の自然史と予後

健診で発見されたC型肝炎の経過は病院受診者と同様か

著者: 渋谷明隆1 竹澤三代子1 土橋健1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.551 - P.553

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ポイント
●健診で発見されたHCV抗体陽性例のうち,HCV RNA陽性例では検診時に肝機能が正常であっても組織学的には肝炎があり,長期間のうちには肝障害が顕著になる症例がある.
●HCV無症候性キャリアの期間およびその後の肝炎の程度は個体差が大きく,それにより予後が異なる.これらを規定する因子はまだ不明である.
●健診で発見されたC型肝炎も,病院受診例と同様に,肝炎全体の経過を意識した経過観察の集積が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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