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文献概要
今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス 内科医が知っておきたい皮膚疾患
皮膚瘙痒症
著者: 高橋慎一1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院皮膚科
ページ範囲:P.690 - P.691
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●皮膚瘙痒症とは,皮膚に他の瘙痒性皮膚疾患が全く存在せず,瘙痒のみを訴える状態である.したがって本症の診断では,全身の皮膚を詳細に観察し,他の皮膚疾患を否定する必要がある.ただし,本症においては掻爬による掻爬痕や苔癬化などの続発疹を認めることがある.
●皮膚瘙痒症では,糖尿病,胆汁うっ滞,慢性腎不全,悪性腫瘍といった内科的異常,精神疾患および薬剤などが原因となることがある.
●まず,基礎疾患や原因薬剤の有無を検索し,その治療を行うことが最も重要である.さらに,抗ヒスタミン剤を中心に瘙痒に対する対症療法を行う.
●皮膚瘙痒症とは,皮膚に他の瘙痒性皮膚疾患が全く存在せず,瘙痒のみを訴える状態である.したがって本症の診断では,全身の皮膚を詳細に観察し,他の皮膚疾患を否定する必要がある.ただし,本症においては掻爬による掻爬痕や苔癬化などの続発疹を認めることがある.
●皮膚瘙痒症では,糖尿病,胆汁うっ滞,慢性腎不全,悪性腫瘍といった内科的異常,精神疾患および薬剤などが原因となることがある.
●まず,基礎疾患や原因薬剤の有無を検索し,その治療を行うことが最も重要である.さらに,抗ヒスタミン剤を中心に瘙痒に対する対症療法を行う.
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