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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻4号

1996年04月発行

今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス

内科医が知っておきたい皮膚疾患

白癬

著者: 加藤卓朗1

所属機関: 1済生会川口総合病院皮膚科

ページ範囲:P.698 - P.700

文献概要

ポイント
●白癬で最も多いのは足白癬であるが,爪,手,生毛部,いわゆる深在性白癬などの病型もある.また,ステロイド剤外用により非典型的な臨床像を呈する症例が増えている.
●白癬の診断において最も重要な検査は直接鏡検である.顕微鏡さえあれば外来で行え,すぐに結果がわかる簡便な検査である.本検査なしで治療を行うべきではない.
●白癬の治療の基本は抗真菌剤外用であり,イミダゾール系をはじめとして新しい薬剤が新規発売された.一方,角質増殖型足白癬,爪白癬,いわゆる深在性白癬,広範囲・難治性の白癬では経口剤の適応となり,最近イトラコナゾールが発売された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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