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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻4号

1996年04月発行

文献概要

今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス 内科医も理解しておきたい皮膚科の検査

パッチテスト

著者: 大井綱郎1

所属機関: 1東京医科大学皮膚科

ページ範囲:P.734 - P.736

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ポイント
●パッチテストの目的は,接触アレルギーを見つけることであり,アレルギー性ないし光アレルギー性接触皮膚炎,または接触蕁麻疹の原因物質を確認する方法として,簡便で確実である.また,薬疹の診断の一部でも有用なことが知られている.
●パッチテストとは,通常単純パッチテストのことをいい,48時間貼布を原則とする.
●パッチテストは,通常背部の脊椎を避けた部位に施行する.
●判定は,パッチテストユニット除去後30分から1時間後に第1回目の判定を行う.その後72時間,96時間で判定し,できれば1週間目に判定すると確実である.
●判定は,本邦基準,ICDRG基準どちらでもよいが,どちらであるかを明らかにすることが必要である.
●手技が簡単なだけに判定が困難なことが多いので,判定が困難なときは,被検物の濃度,方法などについて皮膚科専門医に相談のうえ再検することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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