文献詳細
文献概要
知っておきたい産科婦人科の疾患と知識・8
薬剤と月経異常
著者: 田中雄一郎1 松敬文1 宮川勇生1
所属機関: 1大分医科大学産科婦人科学
ページ範囲:P.795 - P.798
文献購入ページに移動高プロラクチン血症を起こす薬剤には,神経症,うつ病,精神分裂病などの治療に用いられる中枢に作用する抗精神・神経薬だけでなく,降圧剤や抗胃潰瘍薬として広く用いられて,中枢とは直接関係がないと思われがちなものもあり注意を要する.殊に,高プロラクチン血症を生じやすいスルピリド剤(ドグマチール®)は,精神科領域のほかに抗胃潰瘍薬として内科,外科領域でも広く用いられている薬剤であり,月経異常を起こしやすい.
掲載誌情報