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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心不全を見直す Introduction

心不全の症状予後および生命予後

著者: 渡邊正司1 岡本洋1 北畠顕1

所属機関: 1北海道大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.838 - P.842

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ポイント
●心不全の長期予後は悪性腫瘍と同様に悪い.
●冠動脈疾患による心不全の予後は拡張型心筋症に比べて悪い.
●心不全の予後規定因子として基礎疾患(冠動脈疾患か否か),左室機能(駆出率,左室拡張末期容積),運動耐容能,神経体液性因子(血漿ノルエピネフリン値,レニン活性,アンジオテンシンII値,心房性利尿ペプチド値),心室性不整脈などがある.
●アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬はあらゆる段階の心不全に対して生命予後改善効果が示され,β遮断薬,亜硝酸薬+ヒドララジン,アムロジピン,ベスナリノンについては条件つきではあるが,一部で生命予後の延長効果が示されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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