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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心不全を見直す 心不全の原因とその対応

後負荷の管理・調節

著者: 阿部純久1

所属機関: 1東海大学医学部内科学第1

ページ範囲:P.895 - P.897

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ポイント
●心不全は心筋不全と同意語ではなく,心筋不全は心不全の原因の一つである.
●心不全の評価,治療に際しては,心不全の発症に関係する機械的な因子の有無,心筋不全の有無の評価が重要である.
●大動脈弁狭窄症,高血圧症など後負荷増加に伴い発症した心不全では,心筋障害が非可逆的にまで進行していることは少なく,後負荷の解除により心機能は正常化する.
●心不全に対する血管拡張療法では,生活の質および長期予後の改善を視野に入れた治療を行うことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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