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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心不全を見直す 心不全の原因とその対応

心拍数の管理と治療

著者: 田辺晃久1

所属機関: 1東海大学医学部内科学第1

ページ範囲:P.905 - P.909

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ポイント
●高頻拍性心拍異常,徐拍性心拍異常のいずれもが心不全の原因,増悪因子となる.
●高頻拍性心拍異常による心不全の原因不整脈としては,慢性持続性心房細動が多い.
●基礎疾患のある例の心房細動は,感染・発熱,過度の心負荷,過剰食塩・水分摂取,薬物内服の不良なコンプライアンスで容易に高頻拍化する.特に高齢者で影響が大きい.日常生活はこれらの誘因を避けるよう指導する.
●徐拍性不整脈で心拡大,心不全を生じた例は心ペーシングで改善しやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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