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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心不全を見直す 心不全の管理・治療

リハビリテーションと運動療法

著者: 齋藤宗靖1

所属機関: 1自治医科大学大宮医療センター心臓血管科

ページ範囲:P.950 - P.952

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ポイント
●心不全患者の運動制限は,肺血管床圧の上昇による息切れよりは,骨格筋の組織・生化学的変化に基づく嫌気性代謝の早期出現による下肢疲労がその原因と考えられている.
●運動トレーニングによる骨格筋の鍛錬が,運動能力の増加,ひいてはQOLの向上をもたらす可能性がある.
●最近10年来,慢性心不全患者に対する運動療法が試みられ,良好な成績が報告されている.
●従来から運動が禁忌とされた心不全患者に運動療法を施行するにあたっては,安全性に留意しながら常に研究的に行うことが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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