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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻5号

1996年05月発行

文献概要

今月の主題 心不全を見直す 合併症を伴う心不全の管理と治療

甲状腺機能障害

著者: 中澤博江1

所属機関: 1東海大学医学部生理科学部門

ページ範囲:P.975 - P.977

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ポイント
●心房細動を伴う心不全患者で明らかな器質性変化がない例では,甲状腺機能亢進症を疑って血中free T3(FT3),free T4(FT4),TSH(甲状腺刺激ホルモン)を測定する.
●甲状腺機能亢進症による心不全は右心不全が前景に出る.また利尿剤が著効する.
●心不全の治療とともに抗甲状腺剤を開始する.●他の心疾患による心不全に比較し,心拍数が多く,特に心房細動がある例では心室レートが200/分に及ぶ.
●甲状腺機能低下症での呼吸困難の訴えや心陰影の拡大例では,心不全との鑑別をする必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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