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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻5号

1996年05月発行

文献概要

演習 胸部CTの読み方・11

急性呼吸不全にて救急入院した44歳の女性

著者: 由田康弘1 山木戸道郎2 粟井和夫3

所属機関: 1公立三次中央病院呼吸器科 2広島大学医学部第2内科 3厚生連広島総合病院画像診断部

ページ範囲:P.1013 - P.1016

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Case
 平成6年12月上旬より咳嗽が出現し,12月下旬には呼吸困難が出現して,徐々に増悪したため,平成7年1月7日,当院に救急入院となった.体温37.8℃,呼吸数40回/分,顔面および四肢にチアノーゼを認めた.胸部X線写真にて,両側肺門を主体とした肺胞性浸潤影を認めたため,胸部CTを施行した.動脈血ガス分析は,PaO2 34.8Torr,PaCO2 31.0Torr,pH 7.464と高度の低酸素血症を認めた.WBC 12,000/m3,CRP 2.3.
 図1a,bは,肺野条件の胸部CTである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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