文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology 血管系のInterventional Radiology 血管形成術
冠動脈のinterventionにおける血管内超音波
著者: 山岸正和1
所属機関: 1国立循環器病センター内科心臓部門 2
ページ範囲:P.1052 - P.1056
文献購入ページに移動●冠動脈内エコー法では,発信周波数20〜30MHzの超音波振動子を装備した血管内探触子を冠動脈内に挿入し,360度方向の血管断面エコー像を得る.
●健常部位では血管内膜は1層の高輝度エコー層として認識されるが,動脈硬化が進展すると,この部位の厚さが増加する.また,石灰化病変ではacoustic shadowingを伴う.
●血管形成部位での壁性状の詳細な観察により,造影法では評価困難な微細な血管解離の存在やその拡がりが認識でき,ステントの留置部位の決定にも大変参考となる.
掲載誌情報