文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology 血管系のInterventional Radiology 血管形成術
下肢閉塞性動脈硬化症に対するIVR—アテレクトミー
著者: 田中良一1 栗林幸夫2
所属機関: 1大分医科大学放射線科 2国立循環器病センター放射線診療部
ページ範囲:P.1070 - P.1072
文献購入ページに移動●アテレクトミーは血管内腔に突出したアテロームを切除し,狭窄もしくは閉塞を解除する.
●偏心性の狭窄性病変がよい適応となるが,バルーンPTAにて十分に拡張できないような硬い病変や石灰化を含む病変にも有用である.
●手技がやや煩雑で時間を要するため,多発性病変やlong segmentの病変ではアテレクトミー単独での治療は困難な場合が多く,バルーンPTAと併用される場合が多い.
●初期成功率は90%前後と高く,重篤な合併症の報告もない.
掲載誌情報