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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻6号

1996年06月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology 血管系のInterventional Radiology 動脈塞栓術

消化管出血に対するIVR

著者: 草野正一1 小泉淳1 対馬義人1

所属機関: 1防衛医科大学校放射線科

ページ範囲:P.1104 - P.1107

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ポイント
●緊急内視鏡検査で,上部消化管出血か下部消化管出血かを確認する.
●動脈性出血か静脈性出血かを鑑別する.
●緊急内視鏡による治療で止血できない場合にIVRの適応となる.
●動脈性出血に対しては塞栓術が優先される.これが不可能あるいは止血できない場合にはバソプレシン持続動注が試みられる.
●動脈性出血の場合,出血血管が消化管の壁外に分布する大きな血管からの出血なら金属コイルが,消化管壁に分布する小さな血管からの出血なら500ミクロンから1,000ミクロンのIvalon®が塞栓物質として有効である.
●内視鏡治療で止血できない胃食道静脈瘤破裂にTIPSが有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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