文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology 血管系のInterventional Radiology 動脈塞栓術
転移性肝癌に対する動注化学療法
著者: 高安幸生1
所属機関: 1兵庫医科大学放射線科
ページ範囲:P.1118 - P.1122
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●転移性肝癌も,それが最大の生命予後決定因子であるかぎり局所療法の対象になる.
●肝動注化学療法は,直接効果のみならず生存期間延長に寄与している.また,全身療法に比べ副作用も軽微である.
●継続的かつ計画的で,患者のQOLに寄与する動注療法のためには,体内埋め込み式リザーバーが有用である.
●リザーバーの埋め込みにはIVRによる経皮的手技が安全・確実で,確立した方法といえる.
●胃癌肝転移にはFAM(5-FU,adreamycin,mitomycinの3者併用)の,大腸癌肝転移には5-FU持続動注のレジメンが有効である.
●転移性肝癌も,それが最大の生命予後決定因子であるかぎり局所療法の対象になる.
●肝動注化学療法は,直接効果のみならず生存期間延長に寄与している.また,全身療法に比べ副作用も軽微である.
●継続的かつ計画的で,患者のQOLに寄与する動注療法のためには,体内埋め込み式リザーバーが有用である.
●リザーバーの埋め込みにはIVRによる経皮的手技が安全・確実で,確立した方法といえる.
●胃癌肝転移にはFAM(5-FU,adreamycin,mitomycinの3者併用)の,大腸癌肝転移には5-FU持続動注のレジメンが有効である.
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