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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻6号

1996年06月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology 非血管系のInterventional Radiology

膿瘍ドレナージ

著者: 川口洋1 蘆田浩2 石川徹1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線医学 2藤沢市民病院画像診断科

ページ範囲:P.1160 - P.1165

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ポイント
●経皮的ドレナージ療法が外科的治療に比較して優れている点は,全身麻酔の必要がないことと,小さな切開で治療できることであり,また多臓器不全などの問題を持つ患者に対しても比較的良い成績が得られる.
●外科的アプローチと比較して安全であると判断した場合には,経皮的ドレナージ療法はほとんどの膿瘍に対して適応となる.
●経皮的ドレナージ療法の前にCT,超音波検査,MRIなどを組み合わせて,正確な診断,刺入経路決定が必要である.
●通常,カテーテル留置後数日で症状は改善し,2〜3週で抜去可能となる.
●成績は個々の膿瘍によって異なるが,約80〜95%の成功率である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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