文献詳細
文献概要
今月の主題 血栓症とDIC 治療の基本
抗血栓療法
著者: 横山健次1 池田康夫1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.1268 - P.1270
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●抗血栓療法には,血小板機能を抑制する抗血小板療法と,凝固系を抑制する抗凝固療法がある.
●抗血小板薬は,動脈系血栓を有する疾患に有効である.アスピリンが最も汎用されているが,近年,血小板凝集に重要な役割を果たす血小板膜糖蛋白GPIIb-IIIaをターゲットとする薬剤として抗GPIIb-IIIaモノクローナル抗体,レセプターアンタゴニストなどが開発され,その臨床応用も一部始まっている.
●抗血小板薬投与の適応疾患,投与量に関しては,今後さらなる検討が必要である.
●抗凝固薬は,静脈系血栓を有する疾患に有効である.現在はワーファリン,ヘパリンが広く使用されているが,今後低分子ヘパリン,ヒルジン,抗Xa剤などの臨床応用が進むであろう.
●抗血栓療法には,血小板機能を抑制する抗血小板療法と,凝固系を抑制する抗凝固療法がある.
●抗血小板薬は,動脈系血栓を有する疾患に有効である.アスピリンが最も汎用されているが,近年,血小板凝集に重要な役割を果たす血小板膜糖蛋白GPIIb-IIIaをターゲットとする薬剤として抗GPIIb-IIIaモノクローナル抗体,レセプターアンタゴニストなどが開発され,その臨床応用も一部始まっている.
●抗血小板薬投与の適応疾患,投与量に関しては,今後さらなる検討が必要である.
●抗凝固薬は,静脈系血栓を有する疾患に有効である.現在はワーファリン,ヘパリンが広く使用されているが,今後低分子ヘパリン,ヒルジン,抗Xa剤などの臨床応用が進むであろう.
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