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文献概要
今月の主題 血栓症とDIC 治療の基本
DIC治療のあり方
著者: 高橋芳右1
所属機関: 1新潟大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.1274 - P.1278
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●DICでは,早期診断に基づく早期治療が極めて重要である.
●DIC治療の基本は,基礎疾患の治療,抗凝固療法,補充療法(血小板・凝固因子)および全身管理にある.
●抗凝固薬としては,ヘパリン,低分子ヘパリン,アンチトロンビン濃縮製剤,メシル酸ガベキサート,メシル酸ナファモスタットが使用されている.
●基礎疾患によりDICの病態,特に凝固・線溶活性化のバランスが大きく異なり,病態に基づいて治療することが重要である.
●白血病によるDICは,線溶亢進型・出血型DICとなる.
●敗血症によるDICは,線溶抑制型・臓器障害型DICとなる.
●DICでは,早期診断に基づく早期治療が極めて重要である.
●DIC治療の基本は,基礎疾患の治療,抗凝固療法,補充療法(血小板・凝固因子)および全身管理にある.
●抗凝固薬としては,ヘパリン,低分子ヘパリン,アンチトロンビン濃縮製剤,メシル酸ガベキサート,メシル酸ナファモスタットが使用されている.
●基礎疾患によりDICの病態,特に凝固・線溶活性化のバランスが大きく異なり,病態に基づいて治療することが重要である.
●白血病によるDICは,線溶亢進型・出血型DICとなる.
●敗血症によるDICは,線溶抑制型・臓器障害型DICとなる.
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