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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻7号

1996年07月発行

文献概要

今月の主題 血栓症とDIC 治療の基本

抗血栓療法のモニタリング

著者: 中川雅夫1

所属機関: 1京都府立医科大学第2内科

ページ範囲:P.1279 - P.1281

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ポイント
●抗血栓療法には抗血小板療法,抗凝固療法,線溶療法がある.
●抗血栓療法には出血副作用が必発で,適切なモニターが必要.
●抗血栓薬の投与時の出血副作用は用量依存性に増大する.
●抗血栓薬の投与時には併用薬剤との相互作用に注意が必要.
●薬剤によってモニター法は異なり,細心の注意が必要.
●INR(International Normalized Ratio)のみによるモニタリングには疑問点がある.
●低分子ヘパリンは従来のヘパリンより出血副作用が少ない.
●線溶酵素薬の種類によって,血中フィブリノゲンの変動に差異がみられる.
●抗血小板薬のモニター法はない.
●臨床的に有用なモニター法の確立が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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