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文献概要
今月の主題 血栓症とDIC 血栓傾向
血栓性血小板減少性紫斑病
著者: 布施一郎1
所属機関: 1新潟大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1287 - P.1289
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●TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)の病因として,患者血漿中に血小板凝集因子を認める例や,血小板凝集抑制物質,血管内皮細胞保護物質が欠損するという報告がある.
●TTPの臨床症状には細小血管性溶血性貧血,血小板減少(出血),精神神経症状,発熱,腎障害の5大徴候があり,動揺性であることが特徴である.血栓症状は約50%の頻度で出現する.
●治療は血漿交換療法,血漿輸注療法が主体で,特に前者が有効である.他に,抗血小板薬を使用する.
●TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)の病因として,患者血漿中に血小板凝集因子を認める例や,血小板凝集抑制物質,血管内皮細胞保護物質が欠損するという報告がある.
●TTPの臨床症状には細小血管性溶血性貧血,血小板減少(出血),精神神経症状,発熱,腎障害の5大徴候があり,動揺性であることが特徴である.血栓症状は約50%の頻度で出現する.
●治療は血漿交換療法,血漿輸注療法が主体で,特に前者が有効である.他に,抗血小板薬を使用する.
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