文献詳細
文献概要
今月の主題 血栓症とDIC 血栓傾向
高脂血症と血栓傾向
著者: 丸山征郎1
所属機関: 1鹿児島大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.1297 - P.1299
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●血管内皮細胞は抗血栓活性を有しており,これが血管内血栓を防いでいる.
●しかし,血管内皮細胞の機能は酸化変性LDL(low density lipoprotein)で傷害される.
●すなわち,酸化LDLで内皮細胞上のトロンボモジュリン(thrombomodulin)の低下や組織因子の発現が起こる.
●また,血管壁にLDLがしみ込むと変性されるが,このとき内皮細胞上にはVCAM-1,ICAM-1などの細胞接着因子が発現し,ここから単球が浸潤してきてマクロファージとなり,変性LDLを貧食し,泡沫細胞となる.
●泡沫細胞からは種々のサイトカインが放出され,これがまた内皮細胞の機能を傷害して血栓形成的となる.
●血管内皮細胞は抗血栓活性を有しており,これが血管内血栓を防いでいる.
●しかし,血管内皮細胞の機能は酸化変性LDL(low density lipoprotein)で傷害される.
●すなわち,酸化LDLで内皮細胞上のトロンボモジュリン(thrombomodulin)の低下や組織因子の発現が起こる.
●また,血管壁にLDLがしみ込むと変性されるが,このとき内皮細胞上にはVCAM-1,ICAM-1などの細胞接着因子が発現し,ここから単球が浸潤してきてマクロファージとなり,変性LDLを貧食し,泡沫細胞となる.
●泡沫細胞からは種々のサイトカインが放出され,これがまた内皮細胞の機能を傷害して血栓形成的となる.
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