文献詳細
文献概要
今月の主題 血栓症とDIC 血栓傾向
糖尿病と血栓傾向
著者: 海津嘉蔵1 郄月玲1
所属機関: 1産業医科大学病院腎センター
ページ範囲:P.1301 - P.1304
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●糖尿病では血栓性疾患の合併率が高く,時に死因にもなる.特にNIDDM(非インスリン依存性糖尿病)では血栓症が多く,重篤な血栓症が合併しやすい.
●原因として,①凝固因子の増加または活性化,②凝固抑制因子の不活性化,③血小板凝集亢進,④線溶抑制,⑤赤血球膜障害,⑥Lp(a)(lipoprotein a)増加がある.
●臨床的には,高フィブリノーゲン血症,FPA(フィブリノペプチドA),FDP(フィブリン分解産物),TAT,プロトロンビンフラグメント1+2(F1+2)などが指標となる.
●治療として,ヘパリン,ワーファリン®,抗血小板薬などを用いる.
●糖尿病では血栓性疾患の合併率が高く,時に死因にもなる.特にNIDDM(非インスリン依存性糖尿病)では血栓症が多く,重篤な血栓症が合併しやすい.
●原因として,①凝固因子の増加または活性化,②凝固抑制因子の不活性化,③血小板凝集亢進,④線溶抑制,⑤赤血球膜障害,⑥Lp(a)(lipoprotein a)増加がある.
●臨床的には,高フィブリノーゲン血症,FPA(フィブリノペプチドA),FDP(フィブリン分解産物),TAT,プロトロンビンフラグメント1+2(F1+2)などが指標となる.
●治療として,ヘパリン,ワーファリン®,抗血小板薬などを用いる.
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